洗面所に寝かされた件
- Re・スタートの会
- 2024年8月30日
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その日は、仲の良かった友人が遠方にお引越しをすることになり、夕方にお別れ会に参加していました。夫と長男はふたりでどこかに出かけるようでした。
久しぶりに、子供なしでの友人との食事会。子育て中の母にとっては一息つける貴重な時間です。
しかし、食事中にふと携帯電話の着信履歴を見て、一気に恐怖がこみあげてきました。
夫からの着信が鬼のように入っていたのです。何十件も、1分おきに。
さらに恐怖なことに、その着信のなかには、義母や義妹からのものも数回、さらには遠方に住んでいる私の妹からのものまでありました。
メッセージには、「早く帰宅しろ!!!」と入っていました。
その場の楽しい空気を壊したくなかったので、「ちょっと家に帰らないといけなくなっちゃった、ごめんね~。」と友人達に笑顔で別れを告げて、早々に店を出ました。
急いで帰宅すると、すでに事は納まった後でした。
夫と息子が外出からの帰宅時、3歳になる息子が玄関のドアの内側から鍵をかけてしまい、鍵を家の中に忘れて出かけていた夫は家の中に入れなくなったのです。
私が電話に出なかったため、マンションのお隣さんに頼んで、ベランダの窓から家に入ったとのことでした。
夫は、息子を閉じ込めてしまった事に対して反省の色を見せるどころか、私にこの上ない怒りをぶつけてきました。
「何のための携帯電話なんだ!」「携帯してすぐに出ないなら持つ意味が無いだろう!」
「子供がこんな目に合っているのに、お前は母親失格だ!」など延々の説教と罵倒が始まったのです。
そもそも、鍵を忘れて出かけたうえに、自分の不注意で子供だけを家の中に入れたのは夫なのに、悪いのは100%、携帯電話に出なかった私になってしまっているのです。
その日の夜は、携帯に出なかった罰として私は寝室で寝ることが許されず、「洗面所で寝ろ。そこから出てくるな!」と狭い洗面所での就寝を強いられました。
「自分の過失は一切認めずに、それを100%妻のせいにすり替えて無茶苦茶な論理で責め立てる」これは、モラ夫の特徴的な性質のひとつです。
ヒートアップした夫には、こちら側のどんな正論も通じないどころか、少しでも口答えしようものなら説教時間の延長につながるだけです。
でもこのようなとき、絶対に謝らないでください。あなたに非は一切ありません。どうか、「自分は悪くない」と毅然とした態度を貫いてください。
モラ夫は常に責任転嫁をし、あなたに自責の念を抱かせる事で、あなたの事をコントロールしようとしてきます。