怒りのヒートアップの法則
- Re・スタートの会
- 2024年11月5日
- 読了時間: 2分
モラハラ夫から叱責や非難を受けたとき、とりあえず謝るという人も多いと思います。私もずっとそうでした。相手の怒りを一秒でも早く鎮めたいし、無意味な言い争いで疲弊してしまうくらいなら、たとえ自分が悪くなくても謝っておこうという思いでした。全ての謝罪は、決してモラハラ夫の言うことを肯定しているわけではなく、自分の心を守るためでした。
ただ、「謝る」という行為は、モラハラ夫を正しいと認めてしまうことと同じなので、執拗な説教がヒートアップし、妻の反省の態度によっては、「お前は俺のことを馬鹿にしているのか!」と怒りが爆発する危険性があります。
モラハラ夫のエネルギー源は、妻の怒り、恐怖、反省、涙です。妻の反論は夫の暴言を一気に加速させます。夫は妻の反論に内心動揺していますが、その不安を悟られないように暴言が加速します。妻に対する自分の支配力が揺らぐので、その回復のために暴言や攻撃的な言動を増幅するのです。
ヒートアップしている夫は、妻を叱責している自分自身に酔いしれているようにさえ見えます。脳からアドレナリンが駄々洩れていて、視点が定まらず、目が明らかにイってしまっているのです。この状態になると、もはや誰にも止めることができなくて、夫自身がそれに飽きるのを待つしかないような状態です。繰り返される度を越した長時間の叱責は、当時の私から睡眠時間を奪い、あらゆる気力も奪っていきました。
ベストな解決策は、これ以上夫からの被害を被らないで済むように物理的に離れてしまうことですが、別居や離婚したくてもすぐに出来ないケースが大半かと思います。そのような時は、モラハラ夫の言葉や態度に反応せずスルーする力を養うことが大切です。
また夫の言葉を鵜吞みにして自分を責めないように気を付けてください。悪いのは、決してあなたではありません。
次回は、毒親について、モラハラの子供への影響について書こうと思います。